作業員

水を食い止めたいなら土のう袋を購入しよう

用途・素材の変化

土のう袋

歴史とは

現在、水害対策・対処に「土嚢」が利用されています。土嚢とは、布袋に土を詰めて用いる土木資材のことです。1つの重さは20〜30kgまでにすることができます。それを積み上げることで、河川の氾濫を防ぐことができたり、土砂崩れでの二次災害を最小限にすることができます。水害時に大活躍する土嚢ですが、いつから存在していたのでしょうか。正直、袋に土を詰めるという方法はかなり原始的なものだと思います。今生活の中にあるものは、大昔にも存在していたとしてもその姿かたちを変えていることが多いです。しかし、土嚢は江戸時代にも今の姿かたちで存在していたそうです。使用方法もいまと変わらずで、1つ変わったとすれば袋の素材です。現在は布袋が主流ですが、直近の過去は麻袋に土を詰めていたそうですね。江戸時代には、藁を利用してつくられた袋が利用されていたそうで、建物の強度を高くするためとしても使用していたと言われています。

進化する袋

江戸時代には藁、そのあと麻となり、現在は布で作られている土嚢袋。さらに進化している土嚢があります。それは、水を吸収することで膨らむ高吸収性樹脂を利用したものです。使用前は重さも軽く500g程度の薄い袋ですが、水に約5分間つけ浸すと重さ15〜20kgほどまで膨れ上がります。膨れた後は通常の土嚢の役割を果たします。この高吸水性樹脂を使って作られたもののメリットとして、第一に軽くて持ち運びやすいことが挙げられます。一般的な土嚢は土を入れて運ぶことになるため、運搬時に負担が大きくなってしまいます。しかし高吸水性樹脂の土嚢は、重量500gほどの薄い袋なので負担がかかりません。また、使用後も脱水処理・乾燥をさせることで元通りになります。近年この高吸水性樹脂の土嚢が用いられ始め、作業者への負担も少なくすることができています。